まるで自分の歯

入院の必要はあるの?

インプラントは手術を行わなければいけません。
そうなってくると入院の必要があるのかな?と思われる方もいるかもしれませんが、インプラントの手術は日帰りでできるものなので、入院の必要はありません。

インプラント治療のおおまかな流れを説明します。

まず治療を始める前に様々な検査を行います。
これまでにかかったことのある病気やアレルギーの有無・いつも飲んでいる薬があるかどうかなどの基本的な事項を伝えるのはもちろん、レントゲンやCTスキャンで口の中や顎の骨の状態を確認します。
また、血液検査なども行います。

そして次に検査で調べたことを元に、インプラントを埋め込む前にやっておかなければいけない治療を行います。
例えば虫歯があればその虫歯を、歯周病があれば歯周病も治療します。
口の中だけでなく、例えば糖尿病などを患っていると手術ができないというケースもありますので、そうした場合もまずは糖尿病の治療を行ってからということがあります。
また、タバコを吸っているという場合にも術後の経過に支障をきたすことが分かっているので、まずは禁煙をする必要があります。

様々な治療が終わって始めてインプラントを顎の骨に埋め込む手術を行います。
この手術自体にかかる時間はとても短く、大抵の場合は30分程度で終わるようです。
本数が多いと1時間くらい時間がかかることもありますが、それでも入院して行うというような手術ではありません。

手術後の入院はありませんが、インプラントが骨ときちんと結合するまでには3ヶ月から半年程度の時間がかかります。
そのため、治療自体が完全に終わるためにはまだ時間がかかります。

インプラントは入院の必要が無い手術なので簡単なものなのだと思ってしまう方もいるかもしれませんが、実際にはきちんとした技術と知識が必要で決して簡単な手術とは言えません。
そのため、どこの歯医者でも大丈夫などと思ってしまったりせずに、しっかりと吟味して歯医者や歯科医師を選ばなければいけません。
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