まるで自分の歯

海外のインプラント技術

インプラント治療はそもそも日本でできたものではありません。
もともとはスウェーデンのブローネマルク博士が、チタンと骨が半永久的に結合するということを発見したことから考え出した治療法なのです。
そのため、ヨーロッパでは日本と比較してより気軽にインプラントが行われているようです。
そしてその分その技術も良く、進歩のスピードも速いそうです。

インプラントのメーカーを見てみると200社くらいあるのですが、世界標準になっている安全基準を充分に満たしていると言えるのはごくわずかで、しかもそのメーカーは全て海外のものであることからも、日本にはまだまだ根付いているとはいえないものなのだな、ということがわかります。

一方日本はというと、インプラントはもちろんですが、そもそも歯科については全体的に後進国であると言われています。
そのため、歯科医師ごとの技術や知識の差による失敗というような事例が起こってしまっているのです。
中には充分な知識の無いままに、世界基準の安全性ということを充分には満たしていないメーカーのインプラントを使用して、結果的に不具合が生じているような事例もあるようです。

そんな日本の歯科医師がインプラントの技術をより向上させようと思うと、まず必要になってくるのが研修などに参加することです。
より高度な技術を修めようと思えば、当然国内であれば都内に出向くことが必要になってくることも多いでしょうし、海外の学会などに頻繁に参加したりすることもあるでしょう。
こうした努力をするためには、それなりの費用も必要になってきます。
そしてその費用もインプラントの治療費にはかかってきてしまいますので、どうしても良いインプラント治療を受けようと思うと医療費が高くなってしまうのです。

質の良いインプラントを国内で受けられるようになるためには、現状ではまだまだ歯科医師が海外の技術を学びに行くということが必要不可欠と考えられます。
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